2012年12月4日火曜日

桑原さんからの手紙



明後日より3日間、愛知県に工房を持つ松村英治さんの
器を、当店奥のスペースを利用して展示・販売いたします。

この展示の企画者である、桑原商店の桑原玲子さんより
メッセージが届いておりますのでご覧ください。そしてぜひとも
展示会場となります北書店へも足をお運びいただきたいと思います。
会期中、桑原さんは終日店内にいらっしゃいます。


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新潟の皆さま



ご無沙汰しております、桑原商店です。


三条市の実店舗閉店から七ヶ月が経ち、この度新潟市の

北書店さんにてうつわの展覧会を開催させていただくことになりました。



益子のstarnetで働いていた頃より大変お世話になっていた、愛知県在住の

松村英治さんの陶展です。わたしがうつわの仕事ではじめて触れ合った陶芸家でもあり、

独立したら共に仕事をさせていただくことを夢見ていた陶芸家でもあり、この度の展覧会は

わたしの待望、念願でもありました。三条市のお店時代でも、常設で紹介をさせていただいており、

手にとっていただいた方も多くいらっしゃることと思います。そんな大好きな松村さんの

うつわと共に、里帰りの気持ち半分、新たな試みで緊張の面持ち半分、たくさんの想いを抱えて

北書店へ参上します。



わたしは現在、長野県の東、佐久市の旧望月町にて暮らしを営んでいます。



標高はスカイツリーほど、浅間山、蓼科山など2000m級の山々に囲まれた自然が雄大で、

星の輝きがうつくしい、寒冷地です。普段はうつわの仕事は不定期に、まずは自身の足元を

しっかりと固めることに執着し、無農薬農園にて農仕事を手伝い、台所に立ち、食卓にてうつわを

愛でる日々をたのしんでいます。



うつわ屋として、そのものの主役である料理を芯からたのしみ、そこからまたさらにうつわに

愛着を持つ人になりたいと願いながら、農業に携わっています。



農もうつわも、土からの恵み。

そんな共通点でうつわと共に生きる自身の暮らしを、わたしはいとおしく感じます。



普段はもんぺ姿に長靴な日々ですが、この度は本来のわたしに立ち戻り、うつわ屋として皆さまに

お会いできることをたのしみにしています。

ひとりでも多くの方にうつわに触れていただけたらうれしく思います。





桑原商店
店主 桑原玲子



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桑原商店・旅するギャラリー  

【 松村英治 陶展 】 

日程・2012年12月6日(木)〜8日(土)  

時間・ 12月6日、7日  10:00~20:00
     12月8日  12:00~20:00
 

2012年11月21日水曜日

えのきどいちろうさんが来るよ!

12/2(日)13:00から、コラムニストのえのきどいちろうさんを
お迎えしてトークイベントを開催いたします。お申し込みは北書店店頭、
またはメールにてお願いいたします。昨日より受付を開始しました。
結構な勢いで予約をいただいております。えのきどさん凄いなあ。

著書もいくつか揃えておきます。ご購入いただいたお客様のために
サイン会も出来たらいいなあと考えています。

最新刊が、今週末発売です。北尾トロさんとの共著。北尾さんも、先日北書店へ
いらしてくださいました。そのご縁というわけではないんですが(若干はあるのかな)
まさかその数週間後に今度はえのきどさんが来るとは思いもよらなんだ!


こちらがその最新刊です


「愛の山田うどん 廻ってくれ、俺の頭上で!!」 1,470円   (河出書房新社)


今週末入荷の予定です。新潟でどれだけこの「山田うどん」が知られているのかは
未知数。この本を出すに至った経緯も不勉強で申し訳ないことですがよくわからない。

ただトロさんや、えのきどさんの全方位的な興味の持ち方や、その対象への本気度ぶりは
最高にカッコいいと思います。新潟ではアルビサポーターに絶大な支持を得ているえのきどさん。
今回のトークライブも、ほぼそちら方面の話題になりそうですが、コラムニストとしての
えのきどいちろうも楽しんでいただけたらと思います。というか、どんな展開になるのかは
えのきどさん次第。こちらの方では何も決めておりませんので、参加いただく皆様も、ここはひとつ
当日は何も考えずに北書店までいらしてください。以下詳細です。


えのきどいちろう トークLIVE! in 北書店

日時
12/2(日) 
12:30開場・受付開始 
13:00スタート

参加費:1.000円

定員:約60名(応募多数の場合、もう少しお席は増やせますのでご心配なく)

お申し込み方法:北書店店頭、またはメール sato@kitashoten.net まで



さっきなんとなく覗いてみた、えのきどさんのコラム(名前出していいのか不明なのでパス)
面白い!まるで檄文。自分を鼓舞しよう声出そうつらくとも。

俄然楽しみになってきました。皆様のお申し込みをお待ちしています。


2012年10月13日土曜日

「本屋」について、考えたり話したり。


昨年あたりからなんとなく感じていた、北書店と京都の人々とのつながりは、
いまもジワジワと継続中のようで、この秋、トークイベントを企画しました。


店頭外観

どうですかこの本屋さん。このただならぬ雰囲気。ここ新潟市にも、こちらのお店が
お好きな方や、行かれたことのある方はたくさんいらっしゃると思います。
え、「お前に言われるまでも無い」って?そりゃそうだ。

以下詳細をご覧ください。


【本屋鼎談 ~京都の恵文社さんをお招きして~


●日時:10月26日(金)
18:00開場
18:30開始
参加費:1000円
元恵文社、現在は新潟市中央区にてアトリエを営んでいる
カトレア草舎の松尾さんによる、出張喫茶(紅茶)も併設いたします。
ぜひご利用ください。

今月26日金曜日の、夕方6時30分より、京都の有名書店、

「恵文社一乗寺店」の店長、堀部篤史さんをお招きしてお話を伺います。

京都というよりも、日本有数の名店はどのようにして出来上がっていったのか。

思わず本を手に取りたくなる独自の棚作りや、お店を取り巻く人々とのかかわりの

中から見える、「恵文社の日常」をお話していただきます。

北書店佐藤に加え、聞き手として、昨年秋に発売された、

『「本屋」は死なない』(新潮社)の著者で、ノンフィクションライターの

石橋毅史さんをお迎えしての座談会です。

お申し込み、お問い合わせは北書店までお願いいたします。

只今ご予約受付中です。店頭、お電話、メールにてお申し込みください。

多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。




●出演者プロフィール

【堀部篤史(ほりベ あつし)
1977年京都市出身。恵文社一乗寺店店長。著書に
『コーヒーテーブル・ブックス』、『本を開いてあの頃へ』(共にmille books)。
共著に『本屋の窓からのぞいた京都』(マイナビ)。
店長ブログ「何を読んでも 何かを思い出す」

【石橋毅史(いしばし たけふみ)
1970年東京都出身。
1998年出版業界紙『新文化』に入社、2005年から編集長、2009年末退職。
2011年10月『「本屋」は死なない』(新潮社)を上梓。

【佐藤雄一(さとう ゆういち)
1973年新潟県上越市出身。
元「北光社」店長、現「北書店」店主。


「本屋鼎談」の「鼎談(ていだん)」とは、3人で行なう座談会のことです。
聞き役、進行を私と石橋さんで、ということになっておりますが、めまぐるしく
攻守入れ替わる展開がいいなあ。お客様も、ご意見ご質問等、なんでも遠慮なく
投げかけてみてください。どんなに些細なことに思えても遠慮なく。

本屋の仕事自体、些細な事の連続です。そのひとつひとつを掬い上げて
「棚」に落とし込んでいくことの繰り返しが、個々の本屋に色を加えるわけで、
それは終わることのない作業です。恵文社は、最初から恵文社だったかといえば、
そんなことは無いでしょう。あの空間は、どれだけの時間をかけて出来上がって
いったのか?私自身、些細なことばかり質問してしまいそう。堀部さん、よろしくお願いします。

そして、この日の鍵を握る男(笑)。刊行から、もう1年が経つんですね。石橋毅史さん。
『「本屋」は死なない』を、初めて手にしたとき、目次を眺め、各項目に登場するこれまでも
よく目にしてきた書店の人たちの名前をそこで確認して、「またおなじみの人たちばかりだな」と、
正直新鮮味は感じないままに読み進めていったら、まあハマったハマった。
で、だからってなぜこうして一緒にイベントなんてと・・ここで書きだすとまた長くなるので
またにします。いつか書こうと思いつつ、そんな調子で1年が過ぎてしまった。

先日、県外の書店に勤めておられる方から、このトークイベントへのお申し込みがあリました。
恵文社ファンの皆様はもちろん、本と同じくらい「本屋」という場所が好きな方。そして
本屋の皆様にも、ぜひ参加していただきたいなあと考えています。いかがでしょう?

お申し込みお待ちしています。


2012年9月30日日曜日

「LIFE-mag」のこと

新潟インタビューマガジン「LIFE-mag」。 

創刊号の奥付には2008年6月25日とあるから、
編集兼発行人の小林弘樹さんが、
「あのー僕これから雑誌作りたいんですけど」
って北光社に来たのはもう4年も前の話なのか。

聞けば取材も編集も営業も全部一人でやるというので
「じゃあ君は新潟の花森安治になりなさい」なんて、きわめて適当に
返答した覚えがある。向こうは向こうで、「はあ・・」と気のあるようなないような様子。


とはいえその後、妙に彼のことが気になり、インタビュー中心の誌面構成にするという
からには、自分も誰かを紹介した方がいいのかな、などと時折考えたりしていたある日、
思いのほか早く創刊号の束を持って彼はやってきた。一読して、
「なんだ、俺余計なお世話じゃん」と感じた。

最初に会って話をした時の、なんとなく噛み合わなかった印象も、
あながち的外れではないようで、自分には思いもつかないような、
この新潟市で活動されている人たちの、様々な現場が紹介されていた。

写真や印刷やレイアウトに魅せられたわけではない。ただ、むしろその荒削りな
写真に写った人たちの表情や、語られる言葉越しに、小林さんの視線と言葉を
感じることが出来た。無謀にも(!)、一人で雑誌を作ろうとした、当時まだ20代前半の
彼が、現在出来る精一杯の、その等身大の姿を見たのだ。

つまりそれは完璧な雑誌だった。

以降約1年半余りの間に、4冊の「LIFE-mag」を作り、その発売時や追加注文分の
納品に来た時には、何やかやとアドバイスともつかないような雑談を交わすようになったが、
いつも静かな口調で話す彼の印象は、最初会った時とさほど変わらなかった。
そして誌面はというと、その口調と同様の、静かな広がりを見せて行った。
彼の書く文章に垣間見られる「有機的な繋がり」というやつだ。

今、自分の立っているこの場所は非常に脆い。だとしても、どんな状況であろうと軸足は
そこに刺さっているからこそ出来る「繋がり」だ。10歳ほど歳下の彼の、持ち込みの雑誌に
協力してあげよう、などという気持ちはサラサラなく、ただ単にこの新潟市で、「LIFE-mag」
に関われることが嬉しかったのだ。

3年前の冬、北光社の閉店が決まった頃、時を同じくして、4号目を刊行して少し経ったばかりの
「LIFE-mag」も、資金面での問題により一旦活動を休止するとの報告を受けた。
だけどどうだろう・・年が明けて1月末、閉店となってガラーンとした北光社のカーテンを開けて、
在庫を引き取りに来た時の、薄暗い店内での会話には、お互いそりゃまあ疲れては
いるけれど、悲壮感というものはかけらもなかったように記憶している。

「終わったねえ」
「そうですねえ」
「まあしゃあないねえ」
「そうですねえ」

「・・・記念撮影していいすか?」
「え?」

お互い半笑いでレジカウンターに佇んでそんなやりとりをしたと思うんだけど
小林君、あの写真ってまだ残ってるのかなあ?

「第4号 好評発売中!」と、黄色い紙に書いたポップを見本誌にペタっと貼っ付けた
最新号の束を回収して、精算を済ませてその場で別れた。そんなときでも相変わらずで、
お互い志半ばで終わらざるをえなかった状況を考えればあまりにも普通に。


で、それから2年半くらい、「やっぱりやります」といって小林さんはまた静かに報告に来た。
静かに事務所まで借りて(笑)

状況が変われども、そんな「繋がり」があったので、3年越しの復活にも特に
驚きはない。やればいいんだよ。簡単に書かせてもらうけど。
だけど誰にでも言うわけじゃないよ。


たっぷり時間をかけてこの夏刊行された「LIFE-mag」復活の第5号。

特集は「佐渡」。

写真もレイアウトもひっそりとバージョンアップしています。パラっとめくっていて
「小林君、凄ぇ!」と、思わず目を剥いた佐渡の荒波の写真は、さすがに彼のものではなく
佐渡在住の写真家、梶井照陰さんのものでした。そんな誌面全体の緩急のつけ方も
見事です。

製作期間はどれほどだろう・・佐渡に暮らす人々の「多様な」生き方を「インタビュー」して
まわった編集発行人、小林弘樹さんの想いが、十分過ぎるほど伝わる待望の復活号。
発売して1ヶ月が経とうとしています。バックナンバーも併せて在庫していますので、
どうぞお手にとってご覧ください。そして皆様に静かな声でご提案。出来たら本屋で
買ってください。再び雑誌を作ろうと決意した、小林さんへの一票が、取扱い書店への
利益にもなる、まさに「有機的な繋がり」を・・・


残暑の厳しかった今年の夏、今夜は台風が近づいているようで、雨足がだんだんと
強くなってきました。夏のかけらも吹き飛ぶ前に、書いておこうと思ったこの9月のこと。

新潟インタビューマガジン 「LIFE-mag」 第5号。好評発売中です!





3ヶ月前、「LIFE-mag」復刊を記念した説明会の会場に、この場所を提供した。
小林氏が引越しを済ませたばかりの事務所から無造作に持ってきた、
販売用のバックナンバー。4号の束の中の1冊に付いていた黄色い紙には

「第4号 好評発売中!」

と、見覚えのある適当な文字で書いてあった。


「お、この束もしかしてあの時北光社にあったやつ?」
「・・そうみたいですね」

「偶然だね」
「そうですね」


静かだけど、なんとなく熱い思い出だ。






2012年9月4日火曜日

夏が終わってゆきます 2012

8月中に1回くらい書かなきゃと思っていたのにもう9月だよ!
何だかさあ・・年明けたのこないだじゃなかったっけ?
今日入荷の荷物の中に来年のカレンダーとかあって愕然としたよ。

皆様お久しぶりです。毎度すいません。

前回がオオヤコーヒクラスのご案内その他で、それ以来の更新となりましたが
今回もこの話題から。オオヤコーヒクラス、3回目は「トレーニング」。
過去2回のテイスティングレクチャーを経ていよいよ実践編です。
7月にご参加いただいた方にはお伝えしましたが、次回参加される方は
以下の道具をなるべくご用意ください。


・ポット(コーヒーの粉にお湯を注ぐ用のもの)
・コーヒー受け(おとしたコーヒーを受ける、ボウルや小さな片手鍋などなんでも)
・ネルフィルター(制作したものがあれば)
・ハンドル(お持ちであれば)

こちらの方でも若干の用意はありますが、お持ちいただけるとありがたいです。
ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。




午前中からの雨で、今夜は幾分過ごしやすいですが、こう毎日毎日暑いと
人の往来そのものが少なく、それでも「暑い暑い」いいながらご来店くださる
お客様や、特に8月は遠方より訪ねてきてくださる方もたくさんいらっしゃって
本当にありがたいことです。9月になったとはいえまだまだ暑い。もう少し夏の余韻を
楽しみましょう。北書店の夏の展示はまだ継続中です。ぜひ見にいらしてください。


小林敏也原画展~「画本宮澤賢治」より (9/8迄)






















たくさんの名作絵本を出版した「パロル舎」の人気シリーズ
「画本(えほん)宮澤賢治」の作者、小林敏也さんの原画を
児童書コーナーにて、展示しています。

この「パロル舎」さんは、残念ながら今はもうありません。
新刊書店では入手困難なこのシリーズを、このたびの原画展を記念して
一堂に集めました。只今、大絶賛販売中です!

小林敏也さんは、デザイナー・イラストレーターとして、東京都青梅市にて
「山猫あとりゑ」を営んでおられます。
ある地域の雑木林の保護活動の一環として、この画本シリーズの
スライド上演を「幻燈会」と称して、雑木林の中で開催しているそうです。
この「幻燈会」を新潟でもぜひやっていただきたいということで、小林さんを
お招きしたのがきっかけで、北書店にも原画を提供していただきました。

2週間前に別会場3箇所で行われた幻燈会に私も参加しましたが、
とてもいい雰囲気でした。当日の様子が今回の企画者、絵本LIVE実行委員会 
さんのブログに掲載されています。今後も継続的な開催を希望します。

原画展は今週末で終了ですが、「画本」は当店にて継続販売いたします。
ひとつひとつの佇まいがまさしく絵画のようです。
それにこのシリーズ、今は古書価格も割と高いので、定価にて販売している
この機会を、ぜひともご利用くださいませ。

普段あらためて聞くこともなかったんですが、顔なじみのお客様にこの展示の案内をしようと、
「ところで宮沢賢治ってどうです?」って聞くと、かなりの割合で皆様お好きなようで・・
それもまた新鮮な発見でした。

そんなわけでして、まったく更新せず申し訳ありませんでしたが、今年も
とても充実した夏を過ごせました。さっき昨年の北書店ブログをみたら
同じような感じでほとんど更新してないでやんの。
それで夏の終わりあたりにまとめて書いているのも変わらない。困ったもんだ。
で、秋はまたいろいろあるって書いてある・・・これも変わらなかったりして。
はい。今年の秋もいろいろとありそうです。

ですが今夜はこの辺で失礼します。あんまりてんこ盛りだとまた「北書店ファンクラブ」に
「長いw」って書かれちゃうし。つーか今回のも書かれそう。なんだよ「w」って(笑)

ではまた近日のうちに。
同じような1年が、それでも確実に動いているようで。そこから見える景色とか、そんなような
ことを書きます。だって本当にそうなんだよ。




2012年7月2日月曜日

お詫び、訂正、ご報告


先日お知らせした「オオヤコーヒクラス」についてですが、
日程に大きな間違いがありました。全12回だとばかり思っていたのですが
正確には6回です。大変失礼いたしました。申し訳ありません。

6月テイスティング(終了しました)
7月テイスティング
9月トレーニング

11月テイスティング
2013年1月テイスティング
2013年3月トレーニング


以上が、北書店での開催予定です。日時は変更になる
可能性がありますので、そのつどお知らせさせていただきます。


テイスティングレクチャーを2回おこなった後に、トレーニング1回。で計3回。
これを、もう一度繰り返すということになります。今週おこなわれる2回目は
テイスティングレクチャーで、先月と今月のうち、いずれかにご参加いただいた方のみ、
9月のトレーニングに参加できます。

今回、初参加を検討されておられる方がいらっしゃいましたら、次回のチャンスは11月に
なってしまいますのでお早めにお申し込みください。ほんとにあとわずかです。
告知が遅いうえにこの訂正、大変ご迷惑おかけいたしました、何卒ご了承願います。


話は変わりまして店頭での企画のご案内。
先日の「ニイガタブックライトvol3 一箱古本市in現代市」において、
ナンダロウ賞(一箱古本市の創始者、南陀楼綾繁さんが、当日全出店者さんの
箱を見てまわって、「これだ!」と思った方に差し上げる賞)を受賞した
Mont Blanc BOOKS」(モンブランブックス)さんの出張本棚が、北書店の
一角に登場します。前回のブックライト賞受賞特典として企画した、「北書店に、1ヶ月間
棚を作れる権」を、今回も採用することとなりました。


一箱当日、会場で配布した「店主目録」に掲載されている、Mont Blanc BOOKS」さんの
PR文には、【三十路オリーブ残党。生活、旅、音楽を中心に、雑誌、文庫、小説、エッセイ、
様々出します。】とありますが、ナンダロウ氏曰く、「オリーブ残党、というけれど、箱全体の
バランスが偏りなく楽しめた」とのこと。前回の受賞者、「古書雑踏」さんも、一箱とは違う趣向で
北書店の一角をつかってすばらしい棚を作ってくださいましたが、今回のMont Blanc BOOKS」
さんの棚には、どんな本が並ぶでしょう?こちらもお楽しみに。


5月6月と、全くブログの更新を怠っていましたから、ご案内すればよかったこともいくつかあって。


「新潟市読書会」という、ビジネス書を中心とした読書会を定期的に主催されておられる
方が、当店のお客様にいらっしゃいまして、ビジネス書の読書会ということであれば、当然、
主な愛読書は、ビジネス、時事関連といったジャンルになると思うのですが、北書店に
一度でもいらっしゃった方はお分かりのように、当店、このビジネス書というものをほとんど
置いておらず、それでいながらこのお客様(Nさん)は私の作る棚も珍しがって楽しんでくださる、
なんというか、とても懐の深い方です。そんなNさんとのご縁もあって、その「新潟市読書会」の
メンバーの方々にご参加いただいて、おススメのビジネス書フェアでもやりましょうか?という
ことになり、5月末頃から、店頭入ってすぐの、新刊台裏側のスペースを使って開催中です。


このビジネス書、思いのほか売れるものですね。ビジネス書というか自己啓発書、
自分以外の何人かの視点で選ぶ本のコーナーを作るというのも新鮮なものです。もうそろそろ
フェアとしては終了しますが、このジャンルの本は、少しずつ増やしていくことになると思います。
「いかにして生きるか?」という命題を突きつけられるということにおいては、何も一定の
ジャンルに特化したものではなく、文芸でも歴史でも美術でも、それから漫画でも、読む人に
にとっては、その1冊に自己を啓発されるなんてことはいくらでもありそうです。


今後も、いろんな人たちにお付き合いいただきながら、北書店独自のビジネス・自己啓発書
コーナーを作っていけたらと。そういえばオオヤミノルさんおススメの「コーヒーの鬼が行く」
(嶋中労/中公文庫)も、このコーナーに入れてもいいみたい。読んだら異常なくらい奮い立ち
そう(笑)他にも、あの人がこんな本を?というちょっとしたサプライズな1冊を忍ばせながら、
面白い棚が作れたらと思います。


もうひとつ書いておこう。


この夏から新潟市で水と土の芸術祭2012というイベントが始まります。
メイン会場となる万代島旧水揚場(みずあげば)で、4月にイベントの企画説明会があり、
の会場において、大友良英さんと二階堂和美さんのスペシャルライブが開催されました。
昨年秋に発売された、二階堂和美さんの著書、「しゃべったり 書いたり」(編集室屋上)を、
発売当初より取り扱っていた関係で、このライブ会場に本の販売でお邪魔することに
なったのでした。ライブはもちろんすばらしいものでした、そしてこの会場となった
水揚場がまたよかった!販売ブースに、二階堂さんが挨拶に来られて、少し話した後、
「北書店見たい」ということになり、その足で休日の北書店へ来ていただきました。
よく晴れた日曜日の夕暮れ時に、二階堂さんと北書店でゆっくりお話できたことが、
この春のとても印象深い出来事で、いつかここに書こうと思ったままにしていたら、
その日の様子を、二階堂さんがブログに書いてくださいました。


【陳列棚を見ながら、あれこれ次々放り投げられる店主の質問に応えているうち、
あれ?もしかしたら本が好きだったんだっけ?というような気になってきた。
ずっと長いこと忘れていた情景を思い出した。学校の図書館の夕暮れやいろいろ。
なんか、どれもこれも、手に取りたくなるような本が並んでいた。
まだ児童書コーナーしか見てないうちに、時計を見たら打ち上げの待ち合わせに

遅刻の時刻。こんな本屋が近くにあったら、本が好きになりそうだと思った。
あの本屋を訪れるためにもまた新潟に行きたいくらいだ。】



嬉しかったです!目的なんか持たないで、ただなんとなくふらっとお越しくだされば、
北書店、案外いい線行ってるんじゃなかなあと思うんですけどどうでしょう?


こういった一面に加えて、バリバリの売れ筋もそつなく揃えておけば
いいんでしょうけど、どこでも売れている本はどこでも欲しがりますから、当店のような
駆け出しの小書店には、ほとんど入荷してこないのです。全て仕入れるお金もないし。
名指ししちゃうか、いや、やめとこう(笑)某出版社、新刊が欲しくても、そもそも北書店
なんぞ本屋にカウントされていないんじゃないかな?と思うくらい本が入らない。
負けねえぞコラ。ウソ、新刊ください。

ただこうやって振り返ると、この2年とちょっと、なんだかんだといろんなことを試みて、
慌しい中にも少しずついろんな方たちとの関係ができていることは、とても嬉しいことです。
この「水土」も、もうすぐ開幕です。県外からいらっしゃるお客様、ついでのついででかまいませんので、ぜひ北書店へも足をお運びください。


そして参加されている作家さんへ。もしもご自身の作品集など、手に取って
いただきたいようなものがありましたら、会期中、北書店店頭に置かせていただきますので
遠慮なくお持ちください。ちょっとそれ用にスペースを作ろうかと検討しています。


とり急ぎ、「オオヤコーヒクラス」のことのみお詫びと訂正をと思いつつ、いろいろと
振り返ってしまった。マメに書いておけばいいのにねえ・・・


そして、まだ書きたいことがあるんですが、そこに触れたら今は収拾がつかないだろうと
思われますので、またの機会に書かせていただきます。忘れがたい、この春のこと。

ではまた。お詫びと訂正とご報告でした。



2012年6月30日土曜日

箱庭じゃない「広場」を



昨年の6月1日に更新した「ニイガタブックライト」の冒頭、


「ブログ、いつも見てますよ。ああ、今日も更新してないって・・・」
という書き出し。それを私に言った、「AニマSジオのMさん」こと
アノニマスタジオ(当時)南さんと今日も電話で話をした。


「ブログ、ここまで更新しないと逆に気になりますね・・・作戦ですか?」


はい。いつもすみません。作戦だなんて滅相もございません。
結局何にも変わってないです私。と反省しつつも、1年経っても相変わらずな
その会話が嬉しかったりして。


ただ、会話は相変わらずでも、ちょっとした時間の経過というものを
感じずにはいられない。


南さんは昨年までのアノニマスタジオの南ではなく、今年は焙煎家、
オオヤミノルさんとともに、鎌倉を拠点になにやら楽しそうな試みを
始めています。その名も「鎌倉ハウス」。シンプルでいいね!


先日、当店にて開催された「オオヤコーヒクラス」もその活動のひとつ。
隔月の開催となりますが、初回と第2回目のみ1ヶ月間隔となります。


というのも、当初5月の予定だったこの企画を、せっかくならば
「一箱古本市」と連動できないかということで、オオヤさん、南さんに
日程を調整してもらったのでした。そんなわけで、もうすべてが過去の話と
なってしまいましたが、第1回目のオオヤミノル独演会(笑)じゃなくて
コーヒクラスと、その翌日の「オオヤコーヒ屋台」。コーヒ屋台の舞台となった
ニイガタブックライトvol3 一箱古本市in現代市も、大盛況のうちに
終了しました。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。


そしてここが肝心なんですが、次回のコーヒクラスも目前に迫っております。
日時は、7/6(金)15:00~17:00と、19:00~21:00。
前回同様、昼夜2回に分けての開催です。夜の部はすでに定員に達しておりますが
15:00からの回に若干の余裕がございます。店頭、お電話、メールにて
お申し込みください。定員に達し次第締め切らせていただきます。
料金は3,000円となります。


このコーヒクラス、回を重ねるごとに狭き門になっていきそうな気配がします。
それもそのはず、オオヤさんのお話、抜群に面白いですからね。
1度聞いたらやめられない。7月以降、年内は9月と11月に開催します。
初回を含んで、今週の2回目も「テイスティングレクチャー」。このテイスティングレクチャーを
受けた方のみ(最低1回は)、その先の「トレーニング」へと進めます。
先は長いですよ!私は多くの皆様に、オオヤミノルを体感してもらいたいと思っています。
この間、北書店が無事続くのかも興味のあるところ・・・




先日のコーヒクラスに、東京から某出版社の編集者氏がいらしていました。
オオヤさんのお友達だそうで。夜、皆で打ち上げをしたその席で彼が言うには、


「北書店って、ドーピングしてなくていいっすね」


本屋は本を売ってこその本屋だと。
だけど個人でやっているお店ってそれ以外の何か、例えば雑貨だとかカフェだとか、
イベントなんかが中心になっているお店が多い。そこへいくと北書店は、
本が前面に出ている感じがいい、というような意味のことを彼氏なりの言葉で
言うとこうなるようで。面白ぇじゃねえか!(笑)


その言葉が、何だかやけに印象に残っていて、いつまでも頭から離れずにいます。
口癖になってたりして。「やべえやべえ、ドーピングしすぎ(笑)」みたいな。


その論で言うと、コーヒー教室を書店内で隔月開催なんてのはこれ、まさにドーピング
じゃねえかとなりそうなものですが、不思議とそんな感じが一切しない。
それどころか、この「オオヤコーヒクラス」は、新潟においては北書店でしか
ありえないのでは?という気さえしています(強気)。空間が馴染んでいる。とか、
丁度良い広さ。とかいう次元の話ではなく。


オオヤさんのコーヒーに対するときの哲学、なんていうと、「ちょろいよ、こんなの」
と返ってくるオオヤさんの言葉の奥に隠されたものは?


それは多分、私がこれまで「本」と向き合ってきた過程で得られた感覚と似ている
んじゃないかなあと、勝手ながらそう考えています。そして、まだまだ足りない。
というか「上がり」なんてないんだそもそも。知識や技術とも違うもの、よその本屋を
見てまわって「お勉強」しているだけじゃあ到底得られないもの・・・


我ながら面倒くさいことを書いています。とにかく多くの人に興味を持ってもらいたい
ということに尽きます。第2回オオヤコーヒクラス、7月6日、今度の金曜日に開催です。


尚、そんなに大仕掛けではありませんが、先日の一箱会場で、コーヒーにはちと
うるさいよ、というような人びとの舌をも魅了した、「オオヤコーヒ屋台」も、お昼の12時
前後から北書店内にて営業します!椅子も数席ご用意していますので、オオヤさんの
淹れるコーヒーを、ぜひ飲みにいらしてください。




ドーピング云々はともかくとして、実際本屋のいいところは、いろいろな面白い人たちや
物事と、違和感なく関わることが出来るというか、空間を、もっといえば「広場」をつくれる
といった一面もあるわけで。例えばそれが八百屋だったり、蕎麦屋、洗濯屋、床屋といった
各種お店でもかまわないのですが、そうなるとやけにその本業以外がクローズアップされ、
「メッセージ性のある八百屋」という感じになっちゃったりして・・そこへいくと本屋はいいよなあ。

狙ってやろうとしたって出来るものじゃないような、いろんな人たちが、そこで自由に
楽しめるような、そんな「広場」でありたいな。コーヒー教室でも一箱古本市でも。

そしてその広場の片隅が似合う北書店でありたいなと、なんとなくそう考えて今日のところは
これでおしまい。

ところで普段の北書店はどうなのよ?と聞かれると、このブログではなかなか分かりずらい
ですね、すいません。「そこは言葉ではなく棚作りに・・」なんて言い方じゃあ伝わらない世の中
だということも、なんとなく感じてはいるんですがね。

ただ現在、ある冊子からの依頼を受けて、「北書店のこの2年」をテーマにちょっと長い
文章を書いています。発売の日程等、詳細が確定次第この場にてご紹介させていただきますので、今しばらくお待ちください。


ではまた近いうちに(いつだよ)





2012年4月22日日曜日

オオヤミノル再び


ようやく新潟にも春が来て、ここ数日は穏やかな天候でしたが、
そうこうするうちにあっという間に夏が来る。慌しくなりますよ!

6月開催の、2大イベントのご案内です。


「オオヤコーヒクラス」はじまります





おいしいコーヒーは、「知識」や「道具」で
出来るのではありません。自分の味の好みを知り、
自分の方法を見つけることで手に入ります。

コーヒー豆を1つの食材として考え、
“味わう事”、“もてなす事”の楽しさや
“ロマンティックな時間は食卓にある”
という考えを参加者の皆様と共有する
クラスにしたいです。

プロ・アマ問わずおいしいコーヒーを探されている方々、
お気軽にご参加下さい。



オオヤコーヒ焙煎所 
オオヤミノル


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オオヤコーヒ焙煎所のコーヒクラスです。
コーヒーの味を感じる力とドリップ(コーヒーをいれること)のテクニックは
同居しています。舌で感じたことを日常の言葉で表して、
味の仕組みと仲良くなってドリップという行為を体で覚えることで、
好みの味にアプローチします。

そのための2つのカリキュラムで構成しています。

[ティスティング レクチャー]
コーヒーを飲みながら、舌で感じた事(味)を考え、
日常の言葉で表すことで、味の仕組みと仲良くなるためのカリキュラム 

[トレーニング]
始めから最後までコーヒーを入れ続けて、
ドリップ(コーヒー豆をしぼり、こす)という行為を体で覚えるカリキュラム

ティスティングレクチャー8回、トレーニング4回、全12回のクラスです。
全回通しでも、数回でも、途中からのご参加も可能です。
尚、トレーニングへの参加は、テイスティングレクチャーに1度でも参加した方のみとします。



1回目 テイスティングレクチャー①
「ネルドリップとペーパードリップ」

ネルドリップのための「ネル」を制作します。
縫物をしつつ、ペーパーとネルによる味の違いを味わって
コーヒーはどんな液体なのかを考えます。



♦日時 6月9日(土) 
   1回目 15時~17時
   2回目 ●19時~21時
♦定員 各回15名
♦料金 3,000円
♦持ち物 裁縫道具(針と糸、裁ちバサミ、糸切りバサミ)


♦お申し込み
北書店までお願いします。
店頭・お電話・メールにてお申し込みください。


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昨年12月のトークイベントが大盛況だった
焙煎家,オオヤミノルさんの「コーヒ」教室を
隔月開催!第1弾は6月9日の土曜日です。

お昼と夜の2コースをご用意。ご都合のよろしい方を
選択してください。1コースの定員は15名。料金3,000円となります。
第1回目、昼・夜どちらも満数に達しました。ありがとうございました。


そして後日改めてご案内しますが,翌日の10日日曜日は
昨年に引き続き、新潟市中央区学校町通りにて開催される「現代市」会場にて、
ニイガタブックライトvol3  一箱古本市in「現代市」を開催します!
出店者募集は5/1(火)から受け付けます。詳細はニイガタブックライトHPにて。
(この画面左上のブックライトマークから)
このイベントが新潟の初夏の風物詩となりますように。
過去参加された方、「今回こそは」というあなた、来る日に向け、そろそろ準備をして
おいてください。


一箱会場と、恒例の北書店での懇親会に、今回は誰がゲストで来るだろう?
コーヒ教室と一箱イベントが連日開催なのはなぜだろう?
北書店もニイガタブックライトも、現在諸々準備中です。続報をお楽しみに。



2012年4月12日木曜日

ホッチキスでとめよう

ここへ来てようやく春らしくなったかと思えば
雨が降るとまだまだ寒いなあ。


「今年の冬は長かった」、といいつつ振り返れば
新潟の冬はだいたいこんなもんじゃないかとも思えてきて。

一昨年の冬、北光社最後の1週間は比較的穏やかで、
閉店となった1月31日も終日暖かかったことを覚えている。
店は修羅場だったけれど。

連日の報道のおかげで、北光社にはそれまで見たこともないほどの
(少なくとも私は)大勢のお客様が訪れ、暖かい声や、壁からはみ出るほどの
たくさんの寄せ書きをいただいた。幸福感に満ちた幕引きは、この北光社が
もうすぐなくなってしまうのだということを、一瞬忘れてしまうような時間だった。

穏やかな1月が明けて早々に、それまでの反動のような大雪が降った。
反動は天候ばかりではない。大団円の閉店(というのも矛盾しているが)
のあとに待っているのは残務処理という現実だった。
夜、人の往来もまばらになる時間に合わせて、店に横付けされた4トントラックは
数台の列を作り、そこに一定のリズムを保ちながら、最後まで売れ残った本を
詰めた何百というダンボールを取次店の人たちとリレーで運び込んだ。
ものすごい吹雪のなかを。

数日前の光景がウソのような、スッカラカンになった店内を見渡したとき、
天候と同様のものすごい振り幅を感じた。「ポッカーン・・・」という感じ。
分かっていたこととはいえ、それはもう圧倒的な現実だった。

雪はその後も勢いを増し、翌日は新潟市で考えればとんでもない量の
積雪となった。閉店の決まった頃はおぼろげだった「自分で本屋をやる」という
選択肢は、この時すでに選択肢ではなくなり、明確にその道を「選択」
していたので、まだまだ一向に片付かない細かな残務処理の合間に、
めぼしい空き物件を探すため、雪に足をとられながら古町中を歩き回った。
平日の真昼間、毎日忙しくしている友人が、仕事を休んでだまって私に
付き合ってくれた。

予想以上に古町は、自分にはどうしても敷居が高く、商売としては未知数の
この場所に行きついた。始めてみないことには全くわからないのは当然だが
それでもこれまでの経験が自分の背中を押してくれるだろうと思っていた。
しかしそれから始まった具体的な準備のための時間は、そのわずかばかりの
自信をあっさりと打ち消していった。閉店直後に感じた振り幅は、めぼしい物件が
決まったというだけのこの時点では、まだほんの序の口に過ぎなかったのだ。

自信だなんだと言う以前に、なんともマヌケな自分。使用できそうな本棚を
物色するため、夜中の北光社に許可を取って忍び込んだはいいが、セキュ
リティーの都合上、一箇所に指定されている出口が、什器物色中の数時間で
すっかり雪に覆われてしまい、警備会社に連絡を入れて、別の出口から外に
廻って雪かきしてから、へとへとになって帰る、なんてこともあった。そこで疲れて
どうする。おまけに完全に不審者だ。

そんな失態を連発するにつけ、冬の空模様も手伝って不安度は最高潮に達した。
その失態の数々は、さすがに気が滅入るので書かない(長いし)。ただ、落ちたら
あとは上がるだけとはよく言ったもので、なんとか開店にこぎつけられそうだという
実感も、少しずつ自覚できるようになったある日、北光社からのお客様である
老夫婦が、うわさを聞きつけて作業中の私の様子を覗きに来てくれた。
2ヶ月ほどの時間が、何年分にも感じられたあの瞬間、私にむかって
その老夫婦は「ありがとう」と言った。

それはこっちの台詞なのに。

開店予定日が1週間後に迫った頃、注文した本が次々と入荷してきた。
といっても自分の資金力で仕入れられる量はたかが知れている。それでも
最初に注文するのだからその本たちは自分にとっては特別なものだ。
もうだいぶ以前にある冊子に書いたのだが、もう一度書けば、最初の
一箱目の梱包を解いたとき、その「なじみの顔たち」は私に向かってこう言った。

「しかし懲りないヤツだね君は」。

自分でイチからつくった、古びた北光社の棚板を使用した真新しい店内に
ひたすら本を並べ続けて、2年前の4月12日、ひとまず開店した「北書店」。
最初の1ヵ月くらいの記憶は断片的なもので、所々見事に抜け落ちている。
初めて来店くださった旧知のお客様に、「ようこそいらっしゃいました」と言うと、
「開店したばっかりのときに来たじゃないの」と言われることがときどきある。

ただ、北光社閉店から北書店開店までの2ヶ月半の間に味わった寂しさやら
不安といった感情が消えていったことは覚えている。反動だ。

「儲かってるか?」と聞かれたら、思いっきり首を横に振る。
「いまどき本屋をやるなんて無理じゃない?」と言われたらどうだろう。
というかよく言われる。ともあれ2年間はなんとか無事に(?)過ぎた。
先のことはよく分からないというのが正直なところではあるけれど。


正直ついでに書くと、1年前の今頃も、このブログで少し振り返ってみようと
思っていた。それでも書かなかったのはなぜかというと、やはり当時の出来事が
まだ自分の中に生々しく存在していたからなのかも知れない。ウソ。わからない。


さらに1年があっという間に過ぎた今、その感情の置き所というものも
変わってきている。あたりまえの話だ。特にこの季節はいろんな変化がある。


昨年、ふとしたことから始まった一箱古本市開催にむけて、一緒にイベントに関わった
仲間がこの春転勤で新潟を離れた。

場所柄、常連になってくださり、尋常ではない蔵書をお持ちの本好きな
市役所のおじさんも、ちょっと出てくるには遠い街へ異動になった。

毎月雑誌を買いにこられる、お医者様であろう方(よくよく考えたらそういう話をしなかった)が、
仕事をやめ、福島にいる家族と暮すことに決めたという。


再会を誓うとはいえ、彼らとはこれから先、そうそうすぐには会うことができない。
せっかく知り合えて、お客様になってくれた人たちとの別れというのはやはり寂しいものだ。
最後だからかもしれないけれど「ここに この本屋が出来てよかった」と言われれば
やはり感情が動く。遠くに行ってしまうのなら、せめてブログくらいまめに更新しなくては
という気持ちにもなる。そんなことをなんとなく思いながら、今日この日記を書いた。

素直に実感できる言葉というものがあるとするならば、そういった日々のやり取りから
得る感情の中にしかない。つまりは何かといえば「ありがとう」ということだ。



・・・2ヶ月ぶりに更新したと思ったら、なんだか終始暗いトーンですいませんでした。
だらだらと書いてしまいましたが結局のところ、それしか言葉がありません。
もう少し有益な情報をすばやく提供しなくてはいけないのでしょうが、多分これからも
こんな調子です。ともかくも、多くの皆様のおかげで何とか2年が経ち、今日この
北書店は3年目を迎えます。

ここで冒頭のタイトルに強引に結び付けてしまいます。
強引なんだけど妙に実感のこもった言葉なのです。1月に北書店へ来てくださった
谷川俊太郎さんの本からいただきました。フェア用に仕入れた本をパラパラとめくっていて
すっかりはまっちゃった。ちくま文庫の「詩めくり」。うるう年を含んだ1年366日分の、
ご本人曰く、季節感もなければ、名言、教訓のたぐいもないという詩のひとつひとつが
時々とてもグッと来る。そのなかから、本日、北書店の誕生日4月12日の詩で
この長いブログを締めちゃおう。




四月十二日



ホッチキスでとめよう

パチリパチリ

何かの紙 何でもない紙

恨む紙 笑う紙 涎たらす紙 唯一の紙

風に飛ばないように

ホッチキスでとめよう




気分でてる。最高。
谷川さん、ありがとう。
ついでに谷川さんの誕生日の詩もご紹介。



十二月十五日


僕はこの日に出現したとされていると

戸籍課の依田さんは言います

ありがとう依田さん

おめでとう僕

誰か何かくれ




うん、これもいい(笑)
それでは皆様、3年目の北書店もよろしくお願いいたします。




北書店 佐藤雄一




2012年2月8日水曜日

今週末は東京です


bm


今年で4回目を迎える「本当におもしろい本」だけを集めた
本好きのためのブックフェア「BOOK MARKET」。
昨年に引き続き、
アノニマ・スタジオ、カワウソの2ヶ所で
2/10~2/12の3日間開催いたします。
今年は出展社さんも増え、
より皆さまに楽しんでいただける3日間になるかと思います。
ぜひお誘いあわせの上、ご来場ください。 



アノニマスタジオ冬の一大イベントBOOKMARKET2012
今年はもう少し早くご案内しようかと思っていたのに結局こうなる。
前日、というより当日夜中に告知していた昨年よりは少しはマシですが。

北書店は今回で3度目の参加となります(1回目は北光社として参加)
いつもお声掛けいただきましてありがとうございます。大変光栄に思います。
過去2回は筑摩書房さんのブースの選書を任されていたのですが
今回そういった制約は一切なく、「北書店さんにおまかせで」ときたもんだ。

机一本分のスペースに、北書店をどう表現しようかと、あれこれ悩みました
というのはウソです。悩んでいるヒマもなかったので、というかセレクトのしようが
ないのでここはひとつ店頭にあるお勧めを持っていきます。「今日出てくれ」と
いわれれば、ささっと見繕って持っていけるだけの品揃えを普段からやっていれば
問題ないわけですからね(言い訳)現時点でどんなラインナップになるかは私にも
分かりませんが、明日の気分で箱に詰めて送っちゃいましょう。A西さん、よろしくね。
すべての出展者さんのブースから、トータル3冊お買い上げのお客様にはトートバッグ
がついてきますよ。これが毎年とても素敵なんです。北書店も、今回のイベントに
あわせたオリジナルカバーを持っていく予定です。予定って!早く作れよ。F井君、
いつもいつもすいません。もちろん通常の北書店カバーもお持ちします。昨年、
書皮大賞という栄えある賞をいただきました当店のブックカバー。こちらもぜひ
持ち帰っていただけたらと思います。


 出展社
アノニマ・スタジオ、アトリエ・ヴィWINDCHIME BOOKS
京阪神エルマガジン社
出張北書店青幻舎ナナロク社
P-Vine Booksミシマ社ミルブックス凹凸舎monday Books
サルビア三角波、44 fourruof、古本ricca

主催のアノニマさんはもちろん、連続参戦のミシマ社さん青幻舎さんミルブックスさん
に加えて、今回はさらに魅力的な顔ぶれですね!ナナロク社さん、先日の谷川さん
イベントのときは、日帰りで駆けつけてきてくださいました。またお会いできるのが楽しみです。
他にもエルマガさんに、「日々」を発行されているアトリエヴィ、P-Vine Booksさんは新潟日報に
隔週連載の超面白コラム、ファーマーズ・ハイでおなじみの、そがしんいちさんの本を出されている
版元さんですね。このイベントは、出展される皆さんとの交流もとても楽しみなのです。

前回に引き続き、今回も会場が2つに分かれています。もうひとつの会場はカワウソさん。
カワウソは、昨年、当店にて開催したオオヤミノルさんのイベントにゲスト出演してくださった
大沼ショージさん、 萬田康文さんの事務所です。アノニマから徒歩5分。窓の向こうには
隅田川が流れてとてもいい眺め。スカイツリーも見えましたっけ?こちらでは主に雑貨が
メインになるようですよ。これまた昨年10月にお世話になった三角波さんも参加ですね。

今週の金曜日から3日間、終日滞在予定です。お店の方はすみませんが土日はお休みと
させいていただきます。金曜日は、私は不在ですが営業しています。
それでは週末、蔵前でお会いしましょう。皆様のご来場をお待ちしています。

それはそうと選書しなきゃ・・・







2012年2月7日火曜日

本があればこそ

2週間ほど経過してしまいましたが、1月21日、谷川俊太郎さんが
北書店へ来てくださいました。




















イベント前日、新潟駅まで谷川さんをお迎えに行きました。
ホームで到着を待っている間も、「ホントに来るのかしら?」
という思いが少なからずありましたが、谷川さんはお一人で
大きなカバンを抱えてやってきてくださいました。

「谷川さん、ようこそ!あの・・・お荷物お持ちしますが・・・」

「あなた年寄り甘やかしちゃいけませんよ。さ、行きましょう!」

颯爽と階段を下りながら気さくに話しかけてくださる谷川さん。

「僕、雨男なんだよ」
「あ、私、比較的晴れ男です」
「じゃあ、アナタの勝ちだね」

この2週間の大寒波の予兆なのか、
谷川さんのいらした2日間はわりと穏やかな天候でした。
せっかく冬の新潟へいらっしゃったわけですから、雪景色を
お見せできたらよかったんですが、そう伝えると、
「来る途中でいっぱい見たからもういいよ」と。

宿へと向かう車の中で、さすがに軽く打ち合わせた方がいいかなと思い、
「谷川さん、明日の件ですがどういう流れで行きましょうか?」と聞けば、

「アナタ、同じ話2度するの好き?」
「いえ、苦手です」
「じゃあいいよ。明日話しましょう!」

お会いしてからこの間、約30分程度の時間でしたか、私は
「詩人、谷川俊太郎」を前にただもうシビレるばかり。
開店以来、初めての展開へ突入しようとしている北書店の会場設営をはじめる頃は
何だか緊張感はあるのですがそれ以上の高揚感がありました。

イベント当日、スタッフ含めて総勢100名近い人たちで北書店は満杯になりました。
狭い店内、書籍販売や席決めなど、スムーズに進行できたのはスタッフおよび、
ご来場いただいた皆様のご協力のおかげです。本当にありがとうございました。

本番はなんというか、あとはもう皆さんで谷川さんと楽しい時間を過ごしましょう
という程の気持ちでいたのですがいかがだったでしょうか?

本と本屋についてのお話をと、なんとなくそう決めて挑んだこのトークショー、
しかしそんな大枠は軽々飛び越えて気ままに、気さくにポンポンと飛び出すフレーズ。

「生まれたときから本の山に囲まれていて、今も読みたくても読みきれないほどの
本が手元にあって・・・「本」ていうのはさあ、僕にとっては愛憎半ばする存在」

「この前Tシャツ作ってね。『地元の詩人を大切にしましょう』って書いてあるの(爆笑)
北書店で扱ってくれる?」

「『ア○ゾン』便利だよ~(笑)。おたく扇風機売ってないでしょ?」
いや・・・谷川さんが「持って来い」と言うのならばどこへでも持って行きますがね。



「僕のデビュー作、『二十億光年の孤独』がいまだに書店で売られているというのは
本当にありがたいことです」

「谷川さんも私も、それからここにいる皆さんも、いつかはこの世からいなくなる
じゃないですか。確実に。だけどこの『二十億光年の孤独』は残りますよね」

「ホント?アンタそれ保障してくれる?(笑)」

そんなやりとりから話しは電子書籍、そしてまさかのア○ゾン礼賛へ。ここ、本屋なのに(笑)
昨日初めてお会いしたとは思えないような感覚に陥ってしまいそうでしたが、
谷川さんはとにかく明るくて元気で、それで自由だ。

「そんなことないんだよ。暗いんだよ僕」 
すぐにそんな答えが帰ってきます。

サービス精神全開の後半戦は詩の朗読など。
楽しい時間が過ぎるのって、こんなに早かったっけね?
最後は、朝の会だからとリクエストした、『朝のリレー』の朗読から
「歌で締めた方が盛り上がるんだから(笑)」と、『誰もしらない』をカラオケで。
これがまたよかった!『NHKみんなのうた』の第1回目の放送なんですか?
違うのかな?「わかんなかったら調べなさいよ!」と言う谷川さんの声が聞こえてきそう。
和田誠さんのイラストレーションが印象に残っていたのですが歌は聞いたことが
なかった。まさかご本人の生歌で聞けるとは。

真冬の白昼夢。あっという間の3時間は、記念写真撮影とサイン会で閉幕と
なりました。この記念写真ですが、お客様分の用意は出来ていますので、いつでも
取りにいらしてください。


谷川俊太郎さん、北書店へ来てくれてありがとうございました。

『二十億光年の孤独』はこれから先も読み継がれるでしょう。私が保証します。
あのとき、電子書籍に話題が移っちゃいましたが、この詩集は、やっぱり実体ある
「本」そのものがいいようですよ。サンリオ版の。或いは集英社文庫の。
私はこれからも、それをこの北書店から多くに人たちに手渡したいし、そういう毎日
の延長にこそ、こんな夢のような出来事は起こるんじゃないですか?
100年先の、どこかの家の本棚の片隅にある、よれよれになった『二十億光年の孤独』は
どこからやってきたのだろう?そんなことを想像するだけでも楽しいじゃないですか。
それではまた。ふたたびここへ来てくださることを願いつつ。そのときは掃除機でも
洗濯機でも、必要ならば遠慮なくお申し付けくださいね。用意しておきますから。

1年越しで実現した今回のイベントでしたが、周到な準備をしてお迎えすることは出来ず、
これがあと1年先だったとしても同じようにバタバタとしているに違いありません。
北書店はそういう本屋なのです。ですが、だからこそ実現できることもあるようです。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。これからも北書店をよろしくお願いいたします


さてさてバタバタは絶賛継続中です。結局直前になって大慌てしている有様。
今週末のお知らせがあるんですがいったんここで終了します。


2012年1月15日日曜日

冬の朝、谷川さんと本の話を
















定期的に新潟で絵本のイベントをされているお客様との
たわいもない会話がそもそもの始まりでした。北書店を開店したのが
2010年春、それから間もなく常連さんになってくださった方で、
ただその会話がいつのことだったのか記憶が曖昧ですが、とにかく
その年のある昼下がりだったような気がします。

「谷川俊太郎さん、好きなんですよ」
「ああ、いいですね~」
「新潟にいらしてくれないかしら」
「いや~どうなんでしょうねー(無理でしょ~)
「そしたら北書店でイベントしてくださいます?」
「全然いっすよ(現実味ゼロ)
「どうすればいいのかしら」
「やっぱ手紙じゃないっすか?」

その後お客様は本当に谷川さんに手紙を書き、
それを聞いた私はその実行力にただ感心するだけでした。
何日かが過ぎたある日、かかってきた電話を取ると
そのお客様でした。

「あ、佐藤さん○○です」
「どうもおつかれさまです!」
「電話が来たんですよー!」
「え、誰から?」
「谷川さんから!」
「はい?」
「谷川さんご本人から電話が来たんですよ!『行くよ』って!!」
「・・・ででで・・・たたた谷川さんは・・・ななななんと?」
「『行くのはいいんだけど2012年になってからでもいい?』だそうです」

「マジかよ・・・」

あれよあれよと時は過ぎ、気が付けば2011年12月、いよいよあと1ヶ月あまり
という段階で最初の告知をしました。谷川俊太郎と北書店。そのあまりの
スケールの違いに、告知の仕方に関しては本当に悩みました。これがベストなのか
どうか、今もってよくわからないのですが、店頭での声掛けと、ツイッターという両極の
方法を選択しました。ツイッター枠はやはり、というか想像以上にあっという間に定員に達し、
あとは普段この北書店に通ってきてくださる方へのご案内で、超満員となるお申し込みを
いただきました。告知期間が短く、知らなかったという方もたくさんいらっしゃいます。
このブログではじめて知ったという方もいらっしゃるでしょう。大変心苦しいことですが
スペースに限度があり、これ以上はお受けできません。申し訳ありませんがご了承
いただきたいと思います。本当にごめんなさい!


さあ満員電車さながらの北書店で、谷川さんをお迎えする皆様、いよいよです。
来週の土曜日、朝10時から、「谷川俊太郎トークイベントat北書店」開催です。
メールでご予約の方には昨日返信メールというカタチでご案内をしました。
エラーメールとなって返信できず、その内のご連絡先が未記入だった方と、お電話で
申し込まれた方は、すみませんが下記の詳細をご覧ください。


冬の朝、谷川さんと本の話を 
at北書店  
北書店・絵本LIVE実行委員会共催
協力:ニイガタブックライト
2012・1/21(土)10:00スタート

8:30  
開店 受付、書籍販売開始 
店内入り口にてチケットをご購入ください(1,500円)
お席はご自由にお選びいただけます。イベント開始までの間、
お席を立たれたり、店外へ出られてもいいようにチケットと一緒に
紙をお渡しいたします。お名前をご記入いただき、椅子に貼っておいてください。

トーク終了後の、サイン会用書籍の販売を、イベント開始までのこの時間帯に
行ないます。先着50名、サイン対象となる書籍は





 「ぼくは、こうやって詩を書いてきた
 谷川俊太郎、詩と人生を語る」 


 ナナロク社 2,940円 




「東京バラード、それから」

 幻戯書房 2,310円







以上の2点となります。購入されたお客様に、トーク終了後のサイン会の
整理券をお渡しします。

もちろんその他の谷川さんの著作本も、一堂に集めてコーナーを作ります。
現在手配がほぼ終了していますが、著者「谷川俊太郎」で検索すると905件!
詩集、絵本、エッセイ、対談、翻訳・・・あらためて「作家・谷川俊太郎」の偉大さを
感じます。その中から現在流通している本を揃えます。
尚、こちらのフェアは週明け1月17日(火)から設置する予定です。

「子供のころに読んだ絵本が谷川さん訳?」
「誰もが一度は目にしたことのあるようなこの詩も谷川さんだったのか!」

そんな驚きと発見があると、イベント当日も俄然楽しみになってきますよ。
この機会をぜひご利用いただけたらと思います。


10:00
トークショー開始

開始10分前にはご着席願います。狭い店内、通路もゆとりを持つことが難しい
状態ですので、皆様のご協力、何卒よろしくお願いいたします。
いよいよ谷川さん登場!となったら盛大な拍手でお出迎えをしましょう!
この瞬間を目に焼き付けられるように、時間前のご着席、重ねてお願い申し上げます。

トークの内容は、谷川さんの読書体験や、本にまつわる思い出などを中心に
進めていく予定です。私、北書店佐藤が聞き手役をつとめさせていただきます。
もしも「これだけはぜひ聞いて欲しい」というような谷川さんへのご質問がございましたら、
遠慮なく当店まで連絡ください。それから、出来るかどうかは未定ですが、
「この詩を朗読して欲しい!」というリクエストも併せてお受けいたします。
時間は1時間半程度の予定です。


11:30~13:00
サイン会開始、イベント終了

対象書籍ご購入時に整理券を配布します。番号順にお並びください。
こちらはご希望のお客様のみが対象です。トーク終了を持ちまして
ひとまず席をお立ちください。椅子は片付けさせていただきますが
店内は自由に(といっても満員列車状態ですが)ご利用くださいませ。
13:00を持ちましてイベント終了、解散となります。
以上が1/21の予定となります。
ご不明な点がございましたら当店までお問い合わせください。

新潟の長い長い冬に、束の間訪れる夢のような時間がすぐそこまでやってきました。
進行役の私が言うのもなんなんですが、正直、谷川さんから特に何かを聞き出そうとか、
具体的に質問事項を設けるといったことが、今現在全く考えられません。
ただ1分1秒、「谷川俊太郎」との時間を刻み付けたい。
「瞬間に生きる」というか・・・ウザがられたりして。

開催が決定してからの、これまでの時間は長かったようなあっという間だったような。
なんとも不思議な気分です。そしてこれからの当日までの1週間はどうだろう。
ちょっとよく分かりません。多分あっという間なんでしょうね。でもやっぱり不思議。

「二十億光年」くらいの早さ。という感じ。
とにかく楽しみましょうね。